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小野寺 直幸; 井戸村 泰宏; Ali, Y.*
no journal, ,
放射性物質のリアルタイムシミュレーションは核セキュリティの観点から非常に重要である。都市は多くの建物や路地を含むため、その詳細な気流を解析するためには大規模なCFDの実施が必要となる。ブロックベースのAMR法に基づく格子ボルツマン法を用いることで、マルチスケールの気流解析が実現できる。計算コードはリアルタイムシミュレーションを実施するために、GPUを用いて開発を行なっている。本研究では並列計算性能の向上のために、テンポラルブロッキング法を用いた省通信型マルチタイムステップアルゴリズムを提案した。日本原子力研究開発機構のGPUクラスタ(NVIDIA P100)に対して性能測定を行なった結果、488MLUPSの非常に高い計算性能の達成および、通信量の削減が確認された。
下川辺 隆史*; 小野寺 直幸
no journal, ,
近年、GPUを用いた並列計算において、適合細分化格子(AMR)法を用いた解析手法が注目を集めている。しかしながら、GPUを用いた並列計算でのAMR法の実装は煩雑であり、高い計算性能を達成するには非常に多くの開発コストが必要である。本研究では、CPU/GPU環境においても高生産なコード開発を実現可能な、AMR法に基づくフレームワークを開発している。フレームワークは単純なステンシルに基づく計算コードを書くだけで、並列のGPUコードの生成が可能となる。本発表では、AMR法のフレームワークに基づく圧縮性流体解析の結果を示す。
大橋 訓英*; 小野寺 直幸
no journal, ,
海上技術安全研究所で開発している船舶抵抗解析のCFDコードに対して、メニーコア型のプロセッサであるIntel Xeon Phi Knights Landingに対してのポーティングおよび性能測定を実施した。2方程式モデルのRANSコードに対して重合格子を適用した計算体系の解析では、Intel Xeon Phiを利用することでコア数に応じて、スレッド並列性能が増加していくことを確認した。
田中 正暁
no journal, ,
日本原子力学会シミュレーション信頼性分科会における活動として、日本原子力学会標準「シミュレーションの信頼性に関するガイドライン:2015」の発行に至った背景及び経緯とともにT字合流部における試験解析に適用した不確かさ評価の事例を併せて紹介する。